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八八「初代八刃の長の時代、この学園には、支配眼の魔王が居たのよ」
那岐「異邪がどうして?」 八八「支配眼の魔王は、どちらかと言うと元異邪。当時は、正式に移住してたみたい。移住に際しては、色々と制約を受けたみたいだけど、それを全て受け入れたらしいわ」 沙菜「それって童のご先祖様じゃん」 童「そうだけど、どうして怪談になるのよ!」 八八「この八刃学園では、校舎が壊れる事がよく起こるのって知ってる?」 沙菜「そりゃ、魔獣や異邪がよく来る上に、生徒同士の喧嘩でも校舎一棟が潰れるのだって珍しくないからな」 那岐「しかし、直ぐに直してるよな?」 八八「大規模なのは、お金をかけて直ぐになおしてるんだけど、小規模なのは、結構見逃される事があるんだ。問題は、その小規模な破壊なのよ」 童「それいじょう言わなくて言い!」 沙菜「何となく読めてきたぞ」 那岐「話が繋がらない気がするぞ?」 八八「それが繋がるの。支配眼の魔王って八刃学園で用務員の仕事をしてたんだから」 綾「支配眼の魔王だよね?」 八八「そう、支配眼の魔王。当時の八刃のメンバーの中でもまともにやりあって勝てる人間など、片手で数えられる程の実力者で、崩落大戦時にも多くの上級異邪を道連れにした凄い力を持っているよ」 那岐「そんなのがどうして用務員を?」 八八「それは、まともな履歴書が書けなくて、まともな職に就けなかったから。能力を悪用すれば幾らでもお金を稼げるけど、そんな事をせずに真面目に働いていたらしいよ。因みに本人は、意外と気にいっていたみたいだけど」 童「未来有る子供達の為に何か出来る事がうれしかったと伝わってるよ」 八八「話が戻るけど、小規模の破損が長く放置されると用務室から工具が勝手に動き出して、直し始めるの」 沙菜「何だそれ? 誰かの悪戯じゃないのか?」 八八「違うよ、現場を捉えて、調査したけど悪戯の可能性は、ゼロ。現在の八刃の力でも解除できない強力な力、支配眼の魔王の力が工具に宿っていて、勝手に修繕作業を始めて居たのよ」 那岐・綾「……」 童「だから止めてっていったのに! もう、恥ずかしい!」 那岐「崩落大戦って何百年前の話ですよね?」 八八「そうだね。それだけ支配眼の魔王の力が凄かったって事」 綾「何か凄く微妙な怪談ね?」 童「言わないで!」 PR |
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